マイホーム入手法

ここ数年来の地価、建築資材、工賃の高騰はすさまじく、注文住宅はもちろん、建売住宅やマンションにしてもたいへんな値上がりです。しかも、頼みの綱である住宅ローンの貸出しも厳しくなり、マイホームを欲する人にあきらめにも似た気分を起こさせがちです。
しかし、住まいは、憩いの場であるとともに、いざというときの財産でもあり、自分の住まいを持つということは庶民の最大の夢です。それだけに住まいづくりは人の一生のうちで最も難しい大事業といえます。ちょっとした不注意から失敗すれば、粒々辛苦してつくった貯えを一挙に失うことになり、マイホームの夢はたちまち崩れ去ってしまいます。人それぞれの資金、職業、家族構成、好みなどにあわせて慎重に作戦をたて、あれこれ工夫をし、着実に実行していくことがなによりも大切です。

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間取り

特に、住宅価格、諸物価がどんどん上昇していく情況にあっては、コツコツ貯金をして、資金が貯まってからというのでは、住宅価格の値上がりに追いついていけません。できるだけ早い時期に、年齢的にも若いうちに、借金をしてでも家を持ってしまうほうが得策です。住みながら家づくりのための貯蓄をしていると考えてみれば励みにもなるでしょう。
そのためには、プランをたてるときに資金の借り方をよく研究し、融資を受けられるような方法で自己資金を蓄えていくのが住宅入手の第一歩です。金融事情がどうなっても、自己資金は必ず必要ですし、これからは、自己資金の多少がマイホームの実現に決定的な影響を与えることになるでしょう。
ただし、ローンといえども借金ですからあまり無理な返済計画は禁物です。
最初から理想を追うことはやめて、資金、家族構成にあわせて買替えをしていくとか、将来できるものは後まわしにするとかホップ、ステップ、ジャンプの三段とび作戦で少しずつ実現していく工夫が必要でしょう。
最も一般的な方法で、今でも住宅入手の主流となっています。この方法は、自分の希望する場所に、自分の好みにあわせて建築するわけですから居住性の面からは理想的です。庭つきの個性ある一戸建て住宅というのはなんといっても魅力でしょう。
次に、この注文建築の方法は、住宅入手のプロセスが、宅地の購入、建物の建築の二段階に分かれるので、各段階でかかる手間、時間、費用、失敗の危険度が倍加します。
さらに、自分の好みがいかされるとなると、どうしてもより良いものを希望するようになり、途中で計画が変更され資金計画にも狂いが生じがちです。資金の調達も二段階になりますから、その順序、組合せに慎重な配慮が必要です。
この方法で特に注意したいことは土地選びです。周囲の環境や行政上の制限、通勤所要時間などを十分研究して宅地を選び、そこにどういう住宅を建てるかを頭に入れて計画することです。
また、自分で直接土地探しをする人もいますが、売り情報はなかなかつかめませんので、前述の調査を十分して、より良い土地を選ぶためにも、土地の値段が適正かどうかを判断するためにも、不動産業者をはじめ専門家を利用したほうが無難でしょう。土地を買う段階で、建築業者がきまっていれば、敷地条件を見てもらうなどの配慮も必要でしょう。
さて、敷地がきまり、家を建てるためには、信用のある設計者、施工業者を選ぶことが大切です。建てる家の規模にあわせて業者を選び、その業者が建てた家を二、三見せてもらって、建主からその業者の技術、工事進行能力、住みごこち、アフターサービスなどの評判を聞いてからきめましょう。一生に三軒の家を建てなければ建築に明るくならないといわれるほど建築はむずかしいものです。この方法の場合、土地探しから住宅完成までにかかる心労はたいへんなものです。なお将来のことも見こんで建築当初から増築計画を考えておくとよいでしょう。
親の家に住むなど当面住居に困らない人や、とても建築資金まではまわらないという人の場合には、土地だけを購入しておいて将来家を建てるという方法も賢明です。地価の上昇は今後も続くでしょうから、土地を買っておいて損はないわけです。資金的に余裕があれば、将来増築してもよいようにできるだけ広く、住まいとして良い土地を買うよう心がけましょう。
もっともだいぶ前までは、その土地に家を建てなくても転売して利益を得、建築資金も得てしまうというようなことが可能でしたが、現在は、税全面で、居住していない不動産を売ると高額な譲渡所得税を支払わなくてはなりませんので、そのようなことは期待できなくなりました。さらに、今後不動産を所有しているとかかる税負担もしだいに多くなっていく傾向にありますから注意が必要です。
なお、住宅資金を借りる場合には、敷地の準備ができていることが前担になっていますから、土地購入だけにはなかなか融資を受けられません。民間の住宅ローンの場合にも、融資を受けて買った土地には、三年以内に家を建てなければならないという制限をつけているケースが増えてきました。また将来、建築資金だけを借りるのもなかなかむずかしくなっています。

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