間取りと家族構成

家族構成については、現在の問題だけでなく、将来の予想をたてることが必要です。ことに子供の成長は早いものです。
家族構成の変化により住まいに対する考え方も変わってきますから、予算面から家の大きさなどを抑えなければならないときには、家族の増加、成長にともなう増改築の計画も十分考慮に入れておかなければなりません。
将来の増改築をよく考えたプランは増改築がらくに、しかも費用をかけずにできます。家族構成が完成していないときは、可動間仕切りを利用するのもよいでしょう。また、職業によっては、仕事と家庭を分離するなどの工夫が必要でしょう。
さらに、動線が乱れないように注意する必要があります。廊下などの曲り角は必ず内側の角に近いところが目立って凹んでいますし、階段などは中央部より端のほうが目立ってすり滅っています。このように、自然に住まいの中にできる人の通る道を動線とよんでいます。性格の違う動線はできるだけ交差しないようにします。

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間取り

旧式の家にはほとんどの場合、中廊下がとってあり、廊下をはさんで部屋が配列されていましたが、他の面では欠点も多々あるのですが、この廊下が動線を処理するのに都合良く使われていました。
しかし、戦後の建物にはこの中廊下的なものが少なくなってこの中廊下にかわってリビングルーム等ができていますが、この場合でも必ず動線がどこを通るかを推定して、間取りを考える必要があります。
部屋の南側、庭に面したところに動線ができるような間取りにすると、その部屋の落着きがなくなり、たいへん不便な思いをします。特に子供が通る動線は絶対に部屋の南側とか東側にならないように気をつけましょう。部屋の入口の扉の位置、その開け方、つりこみ方などがちょっと違っただけでも動線の位置は変わってきます。この動線が混乱してくると、その家が使いにくいものになってしまいますから、スイッチの位置一つをきめるときにも、動線に混乱をおこさないように考えてつけましょう。
動線を考えるときには、人間は最短距離を通りたがるものだということを忘れないで下さい。部屋の周囲をぐるりと回って次の部屋に入るなどと考えて扉の位置をつけると、部屋を斜めに横切るために、その部屋が使いものにならなくなったり、幅の広い通路になってしまったという例があります。
家事作業の動線はできるだけ単純にして短くするほうが能率的です。
部屋は、個人の部屋、寝室、書斎、子供室、老人室、主婦室など、共用の部屋、玄関、居間、茶の間、食堂など、作業の部屋、台所、浴室、便所、洗濯室、家事室、収納、押入、書庫、納戸、物置、などに分けられますが、こうした部屋の適切な広さが、前述の動線が乱れないように組み合わされ、統一されてはじめて良い間取りができ上がります。
プライベートスペースと同じくらいの面積のパブリックスペースが必要と考えてよいでしょう。このバランスを大きく破ると、住みにくい住まいになってしまいます。
人間一人の最低必要面積は約六?の広さといわれています。これに天井の高さ二・五mとして、一人当たりの必要容積は一五?ということになります。この一人当たりの部屋の面積のほかにパブリックスペースがこれと同じ六?とすると、四人家族の場合四八?が住まいの最低必要面積ということになります。そして、パブリックスペースを一階にプライベートスペースを二階というようになるべく両者を離します。
以上のことを頭において、とにかく家族全員の希望をとり入れて間取り図を書いてみましょう。それから、設計者に相談していろいろアドバイスを受けて修正していくとよいでしょう。

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