手抜工事の見分け方

契約が終わると、いよいよ建築工事に着手しますが、工事が始まったら、建主は図面どおり、間違いなく行なわれているかどうか眼を光らせていなければなりません。一軒の家は、大工、佐官ほか一六種以上の職人の作業によってでき上がりますから、工事が次から次ヘスムーズにいくように総合的に管理されなければなりません。例えば、木工事が終わらない内に、タイル工事が始まるようでは、タイルのつきぐあいも悪くなりますし、剥がれて落ちてしまうこともあります。こういったことは素人ではわかりにくいので、管理技師に監視、監督をしてもらったほうが安心なわけです。次に特に注意したい点を説明しましょう。

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間取り

基礎工事は、建物ができてから直すことはできませんから、十分注意が必要です。基礎の作り方は地盤の強さ、平家建て、二階建てによって違います。地質調査を十分にし将来二階建てにすることも考えてできるだけ丈夫なものにすべきです。まず、コンクリートの調合の割合が重要です。ミキサー車で運ばれてくるものはあまり心配ないのですが、現場でコンクリート打ちをする場合には、砂利が多くセメントが少ないとコンクリートの強度が落ちますし、また、ねり合せが悪いと部分的に弱い部分ができてしまいます。
次に、アンカーボルト(基礎のコンクリートと土台とを止めるボルト)や床下、換気口の穴が重要です。この場所が柱の下にならないように気をつけることです。柱の真下ではアンカーボールトは締められませんし、換気口の上に柱をたてると後日この部分の柱が下がったりすることがあります。また、土台の継手の位置も同じ意味で避けなければなりません。
上棟になると構造体が組み終わりますが、これ以上工事が進むと壁のなかや天井裏、床下など見えなくなる部分が多いので、この部分を重点的に注意しなければなりません。
まず土台には、コンクリートとの接着面と側面三方に防腐剤を塗ります、ふつうコンクリートに接している部分を先に塗って、土台を据えつけてから、側面を塗ります。上棟時の忙しさから、つい忘れがちです。また、床下にある床束も防腐剤を塗り忘れないようにします。外壁をモルタル塗りにする場合、下地になる横木は地面から一mの高さまで防腐剤を塗らなければ ならないことになっています。
次は構造材の大きさや材質について図面、見積書とよく照らし合わせて見ることです。部材寸法が、図面の書き入れより小さくなっていたらすぐその場で取り替えてもらうようにします。取りつけが終わってからでは取替えはできません。
組立てが終わると柱が垂直にたっているか歪んでいるかを職人達がテストをします。立ち合って見ればすぐにわかることですから安易な妥協は禁物です。
柱の歪みは建具の建てつけが悪い大きな原因です。歪みの矯正がすむと筋違いの取りつけや、ひうち材の取りつけになります。要所、要所に図面どおり取りつけられるか点検します。筋違いなどは、本当たりごとに大釘二本打ちがふつうです。釘は打ちつける材の厚さの二・五倍以上の長さのものを使用します。また、ひうち材は土台ひうちは大釘打ち、ひうち梁と小屋ひうちはボールト締めです。梁の取りつけや桁と柱などボルトや鑓で止めるところは重点的にチェックする必要があります。
次は屋根裏(小屋組という)を見ます。最近は軽量の屋板材が多くなってきました。そして軒先が昔と違って深く出ています。風圧を考えると、軒先が多く出ているものはそれだけ風圧を多く受けるので補強が必要です。台風のときに屋根を飛ばされるようなものはこの補強が不足しているものが多いのです。垂木と桁とを錠等金物で補強すること、軒高の垂木が見えないように、軒裏も打上げ天井などで化粧すること、小屋束と棟木、小屋束と母屋とを錠で止めることなども必要でしょう。建築工事は、特に構造の段階で、まちがいなく施工することが、施工後の故障を少なくしますから、上棟前後が一番重要な時期です。
雨漏りなどは、後になってからでは修理しにくい場所に、起こりがちですから十分な雨仕舞が必要です。その判断には専門的な知識が必要ですから専門家に相談したほうがよいでしょう。

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