増改築と屋根

二階を増築する場合も一階を増築する場合も屋根勾配はいろいろと影響があるものです。ごくふつうの住宅の瓦屋根の場合で一三・五mm勾配ですが、一・八mの幅でふきおろすと、屋根が低くなるので、天井からの圧迫感が強くなってしまいます。屋根の勾配を変えて、四・五mm〜六cm勾配にすると、二・一mの高さの天井高がとれます。この場合、天井は水平に張らないで、勾配のまま化粧天井にすると天井からの圧迫感も少なくなり、感じも良くなるでしょう。
二階増築の場合、南側からの壁面と、垂直になるような形の増築をすれば、南側の光線は十分とることができます。しかし二階を一階の南側の壁面よりも北側にずらせて建てると、一階の屋根は勾配なりに上に上がってくるので二階の窓は十分な大きさをとることができなくなります。

スポンサード リンク
間取り

入母屋、寄せ棟の場合は、四方同じ状態ですから既存の屋根の勾配にならってふきたす方法が良いでしょう。その他の方法だと、構造を十分に考えてかからないといけません。
切妻屋根の場合は妻の方向に増築するのが最も良い方法です。妻でない方向、棟と直角に増築する場合は、谷ができるので雨もりの心配もあり、施工を十分にする必要があります。片流れ屋根の場合は、わりあいに自由にできます。
屋根と屋根が重なると谷ができます。谷ができると谷樋や呼樋などが必要になり、これが雨もりの原因になることがありますから、十分な注意が必要です。単純な屋根ほど雨もりが少ないといわれています。二階増築の場合、総二階にしたほうがよいというのは構造的な面もありますが一階だった部分の屋根が残らないので雨もりの心配がないという面もあります。
二階増築の場合、特に注意しなければならないのは、その重さに耐えられるだけ基礎と柱がしっかりしているかどうかという点です。
二階増築を予定した基礎工事ができていないため基礎が弱い場合は、現在の家をもち上げて補強しなければならず、たいへんな難工事になってしまいます。もっとも、建築技術上は、だいたい住宅金融公庫認定程度の建物の基礎ならば、二階の増築ができると思ってよいでしょう。そのためには、二階の荷重をできるだけ軽くして、一階の建物に無理な荷重がかからないようにします。それには、既存部分の屋根が瓦であっても、その瓦は使用しない で鉄板ぶきの軽いものにするとか、土壁をなるべく使わないで、乾式構造で仕上げるようにします。
二階の柱は、なるべく一階の柱位置と同じ位置にたてるようにします。
一階の柱のない場所に二階の柱をたてると、補強が必要になり、大きな梁を入れなければならなくなり、また、その梁を受ける柱に大きな負担がかかり、基礎の不等沈下の大きな原因にもなります。
一階に小部屋があって、柱数も多く、二階に広間があって、柱数も少ないものが合理的ですが、一階に広間があって、二階に小部屋ができるのがふつうですから、どうしても既設家屋に補強をする必要が出てきます。
二階は一階よりも風圧を多く受けますし、地震のときの振動も強く感じるものですから、平屋よりも二階建てのほうが筋違いや火打、ボルトなどで建物自体を補強しなければなりません。少なくとも建物の四すみは通し柱をたてることです。筋違いを入れるための壁面をつくっておく必要があります。
こうした問題を解決する一つに通し柱があります。これを上手に使うと建物が丈夫になります。
二階増築の場合は、平家の増築と同じくらいの費用がかかるのがふつうです。

間取り
マイホーム入手法/ 分譲住宅を購入する/ 借地に家を建てる/ 親族の所有地や借地に家を建てる/ 収入向住宅にする/ 住まいづくりのプラン/ 不動産業者の信用を調べる/ 不動産の取引態様を知る/ 分譲地の傾向/ 分譲地の価格/ 分譲地の現地調査/ 分譲地の規模と面積/ 宅地造成の許可/ 私道負担の有無を確かめる/ 造成前のときは前金保証書をもらう/ 法令上の制限の調査/ 権利関係の調査/ 契約書をつくること/ 手付金の交付/ 交渉預り金/ 他人の権利がついていないか/ 登記と引渡の条項/ 契約での定め方/ 契約不履行と解除/ 土地の引渡と付帯施設/ 間取りの基本的な考え方/ 間取りと家族構成/ 近隣との問題/ 施工業者の選び方/ 契約書作成の注意点/ 手抜工事の見分け方/ ツーバイフォー工法/ 完成引渡時の注意ポイント/ 増改築の場合の注意ポイント/ 増改築と屋根/ 増改築の工事費/ マンション業者の信用調査/ マンションの価格/ マンションの品質鑑別法/ マンションの契約と登記のポイント/ マンションの敷地が借地権のとき/ マンションの担保責任とアフターサービスの条項/ マンションの登記の条項/ マンション管理の問題点/ マンションの専用使用権/ 建売業者の信用調査/ 建売住宅の価格/ 敷地の広さと周辺の環境を調べる/ 建物の構造体に注意/ 建売住宅購入の契約と登記の注意/ 建売住宅の売主の責任/ 建売住宅の場合どんな欠陥を修補してくれるか/ 中古住宅の上手な購入法/ 中古住宅購入の契約と登記の注意/ 担保に入っている住宅の購入/ 借地権付住宅の購入/ 中古マンションの購入/

       copyrght(c).間取りガイドドットコム.all rights reserved

スポンサード リンク

プライバシーポリシー