地割りの基本

 敷地の条件というものは、その敷地が持つ地勢、方位、広さ、形、環境、交通関係(道路の位置・大きさとか交通の方向や量)等によってでき上るものです。
 まずこれを前提条件として住まい全体の構想が生れてくるもので、地割りも間取りも更に立面、断面に至るまで同時進行の形で進めざるを得ないものです。地割り計画としてはまず敷地内に建物を配置することからはじめます。

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 敷地内に建物を配置する場合、できれば南面、次は東面を空けて、太陽の光を建物に十分に当てられれば理想です。従って建物は敷地の西北隅に配置するのが一般的です。これに道路の位置や敷地の形状、広さなどの制約を考慮にいれながら処理することになります。
 南面または重囲に空地をとるとすれば、敷地の形状にもよりますが、北側または西側道路で、玄関は北入りまたは西入りが最も敷地利用にとって有効です。
 敷地へのアプローチは、道路によっておおよその位置が決められる。敷地内の地割りは住まいの間取りとおなじ考え方で進められるものです。すなわち、建物は間取りの中の個室と考えればよく、道路からのアプローチは玄関、玄関ホールとみてよいでしょう。
 地割りにおける主庭は南面に配し、住まいの居間、団らんの場に当る。勝手回りの庭はユーティリティに当たります。機能図をたどりながらそれぞれの空地の性質や使用勝手を考えつつ附属施設を配していけばよい。ここでも家族の流れと外からの流れを直交させないように、どこかで接するが平行するような形で処理することは、間取りの場合と全く同じである。他人の目は、共通の部分の中で許せる最少限にとどめたいわけです。
 主庭である南面の庭は住まいの居間の延長としての役割を果し、勝手回りの庭は厨房やユーティリティの延長としての役割を果すような配列、施設を設けるようにするのが基本です。
 住み方が違うといっても、一般の人びとは奇想天外な生活をするわけではないので、住生活については一定の型があることは住居計画学なり、建築計画学の示すところです。
 この基本については既製品としての住居をつくる場合も全く同じことです。各人の住み方や考え方の違いによって住居の内容が変るにしても、それは骨格に肉付けする段階で変ってくるものです。家族の構成が変って増築したり、また分割したりしても骨格は変るはずはないものです。骨格を勣かすような増築や分割をしたならば誠に不便な使いにくい住まいになってしまうことは誰でも経験することで、専門家の手を経ない増改築が改装すればする程使いにくくなるのはそのためでしょう。

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