インテリア計画

インテリア計画という分野は工業化され生産体系化されやすい技術に対抗する、個性的な計画作業に規定されます。装備においても、ユニットや家具やコンポーネントというような、ある機能を複合化、あるいは典型化した品物として見ずに、作業の過程から結果として引き出される技術、という広い意味に使使われます。ユニットやコンポーネントという技術の集合した装備は、メーカー側からの生活装備品への新しい意欲を示しています。家庭電機にしても、建材メーカーにしても、重点的に作り出す固定消費財の幅をさらに拡げ、新しい商品の市場を確保するために、住宅向けの装備品をどのようなネットワークに乗せていくかが焦点となっています。ある建材メーカーの製作品目が数万点にも及ぶようですが、これは、建材や装備品の生産側からの発想が、生活をうめている多くの習慣や、器物、材質感といった各領域にもれなく浸潤させていこうという、生活志向の型に変化し、膨張した体制になってしまった証左です。

スポンサード リンク
間取り

新しい音や光やエネルギーの装置を含めると、何万点という部品にかこまれて、私達の生活は成り立っています。ここでも、材料そのもの、装備品そのもの、装置そのものを何かの体糸で掬い上げて、生産ルートに乗せようという努力がひきつづいて行なわれていくと同時に、一方では個性的で量産しにくいもの、生産しても短期間に消費物として捨てていくものの体系を思想として、そして最後には一種の生産体系として編み止げる努力がつづけられます。
装備はその地点にあり、前者は機械化、生産化と、後者は個別化、変化による消耗化、あるいは人間の高度の情報化という技術体系をまぜながら生産していく課程にほかなりません。
まず人間の道具と器具の技術がありますが、これはインダストリアルデザインという範囲に入るのではないかと思われますが、より複雑な機械性をより単純な形態にまとめる方向に向かいつつあり、数多くの洗練された器具、家具什器としてあらわれます。そしてその形態の美学的追求が近年とくに問題とされるようになり、彫刻家に近い芸術的な作業の水準が要求されるようになりました。
次に建築設備系統と、家具系統との結合、建築との結合です。これらはかなり高度の技術的産物でありながら、その組立ての思想、系統の概念等をより明確にその最終形態にあらわすことが望まれています。また、材料そのものの開発には、工学的操作と同時に心理的な理論が強く求められており、植物的環境と人間、人間と鉱物の歴史的な関係、両者を通じる自然体糸の感覚的な把握等の理解なしには、技術化は困難です。
そのような感覚としてあらわれる個人差を体系として拒む洞察的な力量は、今後の装備の技術の中に強く要求されます。インテリアにつながっていく人間の行動の類型化や、消費衝動志向という弱点の利用までの輻輳したシステムです。自然開発期の人間の思い出を、生活慣習の具体的な再構成とする装置はやや単純なもので、装飾的な装備の分類に入ります。自然の人工的な再構成としては、テクスチャの模倣や、動物愛玩、植物を植える等の補償作業としてあらわれていますが、その他に布地の模様という別の領成からくる人間的な手の密度の表現があります。模様は、家具什器、建材、あらゆる分野にあらわれる人間の知的エネルギーというシンボル化した自然の表現です。絨緞や椅子の背に人工皮革か動物的自然のイミテーションを計画することもできます。
庭園はそれらのうち、もっとも端的な自然再構成であるために建築という人工的環境が行きすぎた時に、いちばん早くその不自然さを回復できます。石材や、レンガや、天然スレートのような鉱物の半製品、タイル、集成材のような低い加工品などが同じ意味で必要です。

間取り
敷地と設計/ 住宅と配置/ 配置計画と庭/ 敷地の隣地との関係/ 狭小敷地/ 自動車と住宅/ 住まいのプランニング/ 住宅建設の費用配分/ 工法と構造/ 設計の個性化と標準化/ 独立性と融通性/ 住宅の寿命/ 住宅設計/ 詳細の設計/ 設備計画/ インテリアと室内設計/ インテリア計画/ 伝統の工業化/ 一般設計と標準設計/ 商品住宅の設計/ 標準設計での型設計/ 住宅の型計画/ 型計画基準案の作成/ 建築での標準化の特質/ 建築標準化の体系/ 量産住宅の発展/ 標準設計と住生活/ 標準設計の生産面での意義/ 住宅の寸法調整/ 住宅の標準設計/

       copyrght(c).間取りガイドドットコム.all rights reserved

スポンサード リンク

プライバシーポリシー