近所の商店で共同ビルをつくるには

私は狭い建物が建ち並んでいるゴミゴミした商店街で商店を経営していますが、今度みんなで共同ビルを建てたいと思っています。どのようにすればよいでしょうか。
まず、近所の商店の方たちで考え方の違いがないか、もし違いがあれば、研究会などをもってみんなの意見が一致するようにすることがぜひ必要です。このことは、共同ビルで何を狙うにせよ基本的なことがらです。ところで、共同ビルで何を狙うか、つまりどの程度の共同ビルにすれば満足できるかによって、これ以上の答が必要かどうかが分かれてきます。
商店主が自分の建物を建て加えようとしたところ、たまたま隣りの商店も建て加えようと考えていたので、建て加えをいっしょにする、というような共同ビルもありましょう。また、近頃はもう同じ商店街の中の商店と商店とで競争する時代ではなくて、商店街対商店街で競争する時代だから、顧客が快適で安全にショッピングを楽しめるような街につくり加えようというような共同ビルもありましょう。前の共同ビルは単に建物の建て加え、後の共同ビルは商店街のつくり加え、というような違いがあります。
建物の建て替えを狙うような共同ビルについては、近所の方たちの同意を求める以外に方法がありません。
しかし、街の作り替えを狙うような共同ビルについては、都市再開発法によって市街地再開発組合をつくり、この法律が定めている手続にしたがって街をつくりかえることができます。つまり、街のつくりかえが社会的な要請となっているところへ、その商店街の方たちがその要請にあった形の共同ビルを建てるといった場合に、法律がその手助けをするというわけです。

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間取り

市街地再開発組合を設立するためには、次のような点に注意することが必要です。
(1) その商店街が高度利用地区に指定されていること。この高度利用地区は、商業地域とか住居地域とかのように都市計画で定められます。
(2) その商店街が、質問のように木造家屋がたくさんあって、十分な道路もないというような街として不健全な状態であること。
(3) 共同ビルをつくることについて、関係権判者の三分の二以上が同意すること。この関係権利者とは、共同ビルをつくろうとする敷地のなかでビルをつくる権限をもっている者のこと、つまり宅地の所有者と借地権者のことです。
市街地再開発組合を設立して、街をつくりかえ、同時に共同ビルをつくるという事業(市街地再開発事業)をするには、その準備に多くの精力を傾けることが必要です。多くの場合、○○地区再開発研究会というような形でみんなの意見を出しあい、また経験者を呼んで講習会を開くなどして、みんなの意見をまとめていって組合の設立準備会をもうけることになりましょう。このようにして、みんなの意見がまとまれば、組合の設立発起人(五人以上)が組合の定款と事業計画(事業の施行地区、設計の概要、事業の施行期間、資金計画)を定め、知事に提出し、その認可を受けて、組合が設立されます。組合が設立されれば、その事業計画の区域内の宅地の所有者と借地権者は、当然その組合の組合員になります(前述のように設立発起人は、宅地の所有者と借地権者のそれぞれの三分の二以上の同意を得ることが必要です)。そればかりかこの組合が設立されれば、共同ビルの建築は、必ずしも組合員全員の同意がなくてもできることになるのです。

間取り
隣りが境界ギリギリに家を建てている/ 境界ギリギリに家を建てられる場合/ ビル工事と工事前の事故予防対策/ 建築工事のため隣地に立入ることができる/ 地下掘削工事により家が傾いたとき/ 建築物用地下水の汲み上げにより家が壊れたとき/ 工事の繰り返しで地盤沈下し家が壊れた/ 工事人の過失で家が壊れた/ 通行中に工事の落下物でケガをしたとき/ 他人の土地を通さなければ水道ガス管を引けないとき/ 隣りまできている水道ガス管から分けてもらうには/ 工場の地下水の汲上げで井戸が涸れた/ 道路工事で私道の水道ガス管が壊されたとき/ 地下鉄工事で水道管が破裂したとき/ 個人専用の電柱から電気をひくには/ 高圧線が通っている土地を買ってしまったら/ 隣りが盛土したために雨水が流れ込み水たまりになった/ 雨水が隣りから直接注ぎ込む場合/ 他人の土地を通さなければ下水を流せないとき/ 隣地を通っている排水管の修理/ 共同の排水溝の管理費用の分担/ 住宅地の下水が田に流れこんでくる/ 浄化槽が台所の近くに造られたとき/ 共同の浄化槽の管理費用の分担/ 便所の汲取のための隣地の使用/ 違反建築でない建物による日照妨害/ 日照妨害により生計のための鳥が死亡/ 建築協定付の土地を買うと/ 崖崩れで近所の家を壊したとき/ 隣りの失火により家が焼けたとき/ 借家人の失火により家を焼いたとき/ 工事現場の溶接の火花で家が焼けたとき/ 住宅密集地でプロパンガスが爆発したとき/ 危険物運搬車の事故で家が焼けたとき/ 隣りが火事のときに投げ込まれた荷物/ アパートの隣室の音がうるさいとき/ アパートの隣人の失火で家財道具が焼けたとき/ アパートの階上の人の過失で水漏れしたとき/ 分譲マンションの管理費が不当に高いとき/ 分譲マンションの管理会社の変更/ 分譲マンションの屋上は共有/ ペット禁止の特約のあるアパート/ 団地の水洗トイレの管理/ 団地の火事の消火の水で水浸しになったとき/ 分譲マンションの専用部分の修繕/ 近所の商店で共同ビルをつくるには/ 再開発組合の決定に反対できるか/ 共同ビルの立て替えは反対者が一人でもいればできない/ 商業地域における日照妨害/ ビル工事の騒音振動による売上減少/ 隣りの工場の騒音振動で営業ができないとき/ 附近一体の地盤沈下で営業できないとき/ 電光版がビルに遮られて売上損害をうけたら/ 眺望を遮られて商売上の損害を受けたら/

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